京都南ロータリークラブ
Rotary Club of Kyoto Sounth
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行事報告
8月15日(金) 10:30 親子で楽しむ夏休み古典芸能シアター「渇水龍女」京都府立府民ホール「アルティ」

「親子で楽しむ夏休み古典芸能シアター 能楽・復曲能『渇水龍女』」 8月15日金曜日午前10時30分、京都府立府民ホール アルティにおいて、京の舞台芸術新生事業「親子で楽しむ夏休み古典芸能シアター 能楽・復曲能『渇水龍女』」が上演されました。主催は、京都府、(財)京都文化財団、(財)片山家能楽・京舞保存団体で、協賛は京都南ロータリークラブ、京都伏見ロータリークラブ、株式会社 流、でした。開演の一時間前にはもう鑑賞者が開演を待ち焦がれて列び始め、開場時間には約150名以上の方々が列を作るといった人気公演でした。
 この『渇水龍女』は、今年3月に開催された『第3回世界水フォーラム』の公式プログラムとして上演され大変な人気を博しました。片山九郎右衛門を初めとする豪華キャストの出演とあって、年配のご婦人が多数来場されていました。又お盆休みにもかかわらず、京都南ローターアクトのメンバーも多数鑑賞に来ていました。
 今回の「親子で楽しむ」という企画により夏休みに時期を合わせ、親子ペアー券の発売や、上演前にスライドを利用して登場人物や筋書き等の解説がありました。解説では子供達を古典芸能へ誘えるように平明な言葉で説明が行われました。子供達は事前に言い回しの難しい台詞や舞台の様子などが分かっているので、退屈することもなく正確にストーリーを追いかけることができ、楽しみながら理解できたのではないかと思います。この様な試みは子供達にとっては勿論のこと、伝統芸術への入門者にも鑑賞を深める良い手法ではないでしょうか。
 現在、小学校では総合学習あるいはクラブ活動において「古典芸能に触れてみよう」という時間があり、日本舞踊、舞楽、琴、三味線といった日本の文化に直接触れる学習機会があります。しかしながら一流の演技者による本物の舞台とはそう接する機会などありません。ビデオ等で鑑賞する機会もあるでしょうが、豪華な衣装、能面をつけた姿、踊りを間近で目の当たりに見た迫力、本物の威力に勝るものはありません。
 美しい帝王、皇子、龍女の凛々しく威厳正しい雰囲気と、ユーモラスな狂言方の仙人、鯛や鱗の精。囃子方の笛や太鼓などの澄み切った音色、地謡の大地から沸き上がってくるような声色。能楽堂とは違がい、舞台装置にも工夫が凝らされ人を引きつける演出が解け合い、いっとき泡沫の現実を忘れさせていただきました。
 恋に駆れると乾きが起こり、愛が深まれば困難に立ち向かう絆が生まれる。
 そんなことを考えていた終戦記念日でした。
青少年委員会 副委員長 塩山大介