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新世代フォーラムについて
−9月7日(土) 14:00 「シルクホール」
 先日「新世代フォーラム 新垣 勉コンサート」が、宇治・京都乙訓・京都伏見・京都朱雀・京都南の5クラブ共催で行われました。
 当日は、鳥羽高校・聖母学院などの生徒や会員とその家族でほぼ満席のにぎわいでした。
 当クラブの山口進さんの司会もすばらしく“新垣 勉”の世界へ、聴衆を誘って行きました。
 彼は、メキシコ系米人と日本女性との間に沖縄で生まれ、出産時のミスで全盲となり、両親に捨てられ、母方の祖母に育てられました。それからは両親を恨み、大変な苦労を重ね、キリスト教の神父となり、心の支えとなっていた歌を学ぶため、武蔵野音楽大学声楽科に入学し、点字された音符や記号を一つずつ手さぐりで覚えるという、我々には、考えられないような苦労をされたとの事です。始めの頃、世界的なボイストレーナーのパランドーン氏に、その声をして「日本人にはないラテン系の声」とほめられ、殺したいと思った程のメキシコ系の父の事を初めて感謝し、許そうと思ったそうです。
 卒業してからも研鑽を積まれ、神父のテノール歌手として、全国どこへでも、そしてどんな小さな集会にも歌と心を打つ話をまじえてコンサートをやっておられます。
 彼はコンサートの合い間に、駄じゃれを交えた楽しい、おしゃべりで皆をリラックスさせて行きました。
 彼は若い人達に向って「ナンバーワンではなく、オンリーワンの人生を目標にして欲しい」と何回も繰り返して訴えました。
 他人と比べて、競争して、勝ったとか負けたとかという生き方ではなく、自分がこの世に生まれた真の目的を探し、自分にしか出来ない事を果たすために自分の一生をかけて欲しいという事です。
 新世代へのフォーラムでしたが、還暦を過ぎた私にも「何かしなくては」と思わせるようなお話で若い人達にとっては、またとない将来への指針と励ましとなった事と思います。
 彼の歌と声は、大変すばらしく我々を感動させてくれました。
 最後に、この素晴らしいフォーラムを計画し、協力していただいた皆様に深く感謝いたします。
青少年委員会 副委員長 前田年彌



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